6月8日、『Eurosports』は「かつてACミランで活躍した元イタリア代表DFアレッサンドロ・ネスタは、クラブの財政状況を嘆いた」と報じた。

厳しい経済状況が続いているイタリアの各クラブは、近年急激に資金力が低下。ミランは特に一時高給の選手を次から次に放出するような状況となり、補強にも大きな金銭を使える場面が少なくなった。

そんな中先日パリ・サンジェルマンを退団した元ブラジル代表DFアレックスを獲得し、現在はアディル・ラミの交渉も進行中。チャンピオンズリーグ出場権を逃したことによる予算削減の中でも、最低限の補強を行っている。

そんな古巣の状況について質問を受けたネスタは、『Goal indonesia』に対して「移籍市場での経済力がない」と嘆いたとのことだ。


アレッサンドロ・ネスタ

「アレックスは偉大な選手だ。彼を獲得したのはいい取引だと思う。しかし、ミランはまだ補強が必要だ。ディフェンスと、中盤にだ。

ミランの問題は、移籍市場での経済力の欠如という点と繋がっている。イタリアの経済状況ではどうしたって助けにはならない。ほんの数年前まで、ミランは何の問題もなく1億ユーロを使用することが出来たが、今ではもう不可能だ。

モントリーヴォの負傷によって、クラブにはその代替を探す必要性が生まれた。しかし、それをミランが買いに行くのか、そして買えるのかは分からないね。それは用意しているお金に依存することだから」


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