6月23日、『FOX Sports』は「アトレティコ・マドリーの会長を務めているエンリケ・セレソ氏は、スペイン代表FWジエゴ・コスタとベルギー代表GKティボー・クルトワの移籍は何も決まっていないと話した」と報じた。
月曜日に本拠地ビセンテ・カルデロンで行われたイベントに出席したセレソ会長はメディアからの質問にこう答え、そもそもチェルシーからはまだ納得できる金額のオファーを受けていないと話したとのことだ。
エンリケ・セレソ アトレティコ・マドリー会長
「今現在、多くの退団はない。放出したのはただ一つ、契約が終了した者だけである。残りについては見守りつつ準備している。
クルトワに関していえば、彼はチェルシーに保有権があるので、彼らの選択次第だ。
ジエゴ・コスタに関しては、我々は何も知らないよ。分かっているのは、単にチェルシーとの接触があることだけだ。我々は金銭も、他の何も受取ってはいない。バイアウト条項(これ以上の額が提示されれば契約を解除できる)を超える金額が来るまでは、コスタはアトレティコ・マドリーの選手だ。
我々は、常に選手たちにはチームに残ってくれるように説得しようとしている。しかし時にそれが起こってしまうのは、経済的な基盤の違いが非常に大きいということだ。フットボールの世界というのはそういうものだ。
獲得する新しい選手が、去る選手よりも多くのゴールを奪う、あるいは多くの失点を阻止できるように努力したい」