『Foot365』は「今季フランス2部で2位に入ったRCランスの昇格は、経済的な保証が十分でないため保留となった」と報じた。

フランス北部地区の名門の一つであり、リーグ・アン優勝経験もあるRCランス。しかし近年は2部に降格し、財政難に悩まされる状況となっている。昨夏もクラブは降格処分を受ける直前まで追い込まれ、ギリギリでアゼルバイジャン人の新オーナーによる支援に助けられた。

その状況の中で今季はリーグ・アンに昇格を決め、予算も4000万~4500万ユーロ増加させ、すでに何人かの選手を獲得した。

ところがその予算のうち1000万ユーロ程度が保障されていないとして、DNCG(Direction Nationale du Contrôle de Gestion、フランスリーグに所属するクラブの経営状態を監視する組織)がRCランスの昇格を保留することを通告したとのことだ。

RCランスのオーナーはFCバクー、シェフィールド・ウェンズデイも所有していることで知られるアゼルバイジャン人実業家のハフィズ・ママドフ氏。

クラブの会長を務めているジェルヴェ・マルテル氏は、この通告に関しては「6月26日がアゼルバイジャンの休日に当たり、オーナーからの振り込みが遅れただけである」として、問題はないことを強調、フランスサッカー連盟に上訴を行っている。

なお、これらの件については7月3日、および9日に再び会議が行われ、そこで処分が撤回されるかどうかが検討されることになる。

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