7月9日、DNCG(Direction nationale du contrôle de gestion、フランスリーグに所属するクラブの経営状況を監視する組織)の高等委員会が行われた。レキップ紙はその結果「ル・マンは降格処分が決定、ランスは2部への残留が認められた」と報じた。

昨季の終盤から選手、スタッフに対する給与を支払えなくなり、膨大な借金を抱えているル・マン。破産は何とか避けていたものの、アマチュアリーグであるCFAへの降格処分を言い渡されており、それに控訴したものの認められなかった形だ。

以前報じたとおり、ル・マンはクラブの拡大を目指して建築した新スタジアム、MMアレーナへの投資が、このところの成績不振によって回収できていない。1440万ユーロというクラブの規模と比較して莫大な債務を抱えており、返済能力があるのかも疑わしい状態となっている。

アマチュアリーグに降格するということはさらに収入が減るということを意味するため、以前から報じられてきた経営破綻、破産の危機が再び目前に迫ってきたと言えるだろう。

なお、破産した場合は施設が差し押さえられるためプロクラブの要件を満たすことができなくなり、この場合でも4部以下、おおよそ5部にあたるCFA2降格が有力になる。

逆にランスについては、以前報じられていた3部降格処分が撤回され、来季も2部で戦えることとなった。

ル・マンと同じく昨季終盤に給与支払いが滞った状態にあったが、委員会を前にした7月4日にクラブを売却する手続きを終え、前会長のジェルヴェ・マルテル氏と、彼を支援するアゼルバイジャン人投資家ハフィズ・マンマドフ氏に経営権を移す見込みが立った。今週末にはアントワヌ・コンブアレ新監督を迎えられる可能性も高いという。

そのため、委員会は控訴を認め降格処分を撤回した。ただし経営がどう行われていくのかの見通しが不透明であるため、介入の有無については保留されている。