イングランド代表サッカー協会(FA)が、膨大なページ数の戦術レポートを作成したようだ。

このW杯で「死の組」と呼ばれたグループDで最下位に沈み、今大会も期待された実力を示すことができなかったサッカーの母国、イングランド。それでもFAはロイ・ホジソン監督に全幅の信頼を寄せており、グレッグ・ダイク会長は欧州選手権が開催される2016年までの契約延長を発表している。

しかし、さすがに協会も危機感を滲ませているようだ。W杯の舞台で1勝もできなかったという現状に、384ページもの戦術レポートを作成。ブラジルで行われた3試合を細かく分析したもので、30名以上の協会スタッフによって作成されたという。

ちなみに、384ページという分量がどれほど分厚いものになるのか。Jリーグが毎年発売している公式記録集で384ページを測ったところ、その厚みは2.3cmもあった。まるで辞書のように分厚いことで知られるこの公式記録集だが、そのおよそ半分ほどに相当する厚さであった。

なお、このレポートは同国のU-20代表やU-21代表の監督にも配布されることになるそうだ。

イングランド代表がW杯のグループステージで敗退したのは実に1958年大会以来となる。世界有数のタレントをこれだけ揃えておきながらなぜ勝てなかったのか――2018年W杯に向けた戦いは、もう始まっているのだ。

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