7月15日、『Gazzetta dello Sport』は「昨年限りで現役を引退した元セルビア代表MFデヤン・スタンコヴィッチは、古巣インテルに加入したネマニャ・ヴィディッチを称賛した」と報じた。
また、噂になっていたウディネーゼのアシスタントコーチ就任の話についても語り、アンドレア・ストラマッチョーニ監督の片腕として働くことを明らかにした。
デヤン・スタンコヴィッチ
「(ヴィディッチについて)
2年間の間、彼は世界最高のディフェンダーだった。そして、まだベストな状態にある。それは過言ではないよ。皆知っているように、僕は彼とナショナルチームで10年間プレーしてきた。真面目で、偉大なプロフェッショナルであり、リーダーだ。
3バックの経験不足? 彼はすぐに学ぶだろう。彼は賢いし、経験は豊富だ。試合を読むことが出来るし、フォワードよりも先にポジションを取れる。
彼は僕よりもずっと冷静だが、しかし勇気があるといえるよ。僕は何度彼に言ったのか分からないくらいだ。『ネマ、もう少し自分の体のことを考えろ』とね。だが、彼は何度も何度も額や鼻を壊すんだ。それを全く気にしないかのように飛び込んでいくからね。
キャプテンになれるか? キャプテンはジョニー(アンドレア・ラノッキアのこと。コメディアンのジョニー・ステッキーノのように細身なため)だろう。そして、それは正しい。ある時、僕も彼とは話したよ。ヴィディッチは彼をよく助けてくれるだろう。
(ウディネーゼのコーチ就任の話について)
僕は静かに座っていることは我慢できない性質なんだ。不運にも、選手の時にはそれを十分経験したからね。あと、なぜかと言えば、僕はやはりフットボールのピッチから何かを与える必要があると思ったからだ。20年間もそれをやってきたんだからね。
(セルビア代表のスタッフという話もあったが)
シニシャ(・ミハイロヴィッチ)がコーチとして残っていたら、彼の助手としてスタッフになれたかもしれないね。
監督としてはNOだった。デヤン・スタンコヴィッチという名前がその役割に入ることは望まなかった。自分は初めてピッチに入った時のように、謙虚さとともにその名前を使いたかったんだ。
僕はリスタートするために、経験を求めているんだ。今日、デキ(スタンコヴィッチの愛称)はゼロに戻る。そして時間を必要としている――学び、働き、100%フットボールに生きるために。
それは、妻と子供たちから離れるという犠牲も生む。自分の生活の中では初めてだ。彼らはミラノに住んでいるからね」