7月19日、『BBC』は「フランス代表FWロイク・レミは、リヴァプールへの加入に合意した」と報じた。移籍金はQPRが設定していたバイアウト条項(これ以上の額を提示すれば契約を解除できる)満額となる850万ポンド(およそ15億円)とのこと。
ロイク・レミは1987年生まれの27歳。リヨンの下部組織で育ち、2008年に移籍したニースで活躍してブレイクし、2010年にマルセイユへ。昨年1月にQPRに移籍したがクラブが降格したため、昨季はニューカッスル・ユナイテッドに貸し出されていた。
今夏はマーケットが開いた当初から移籍の噂が流れており、特にアーセナルが熱心に彼を誘っていたと言われていたものの、給与面の交渉がうまく行かなかったとのことで破談となっていた。
一方リヴァプールはルルイス・スアレスを放出したために新たなストライカーを探していたが、当初話に上がったスウォンジーのコートジボワール代表FWウィルフリード・ボニーの価格が非常に高く、そちらの報道は数日で止まっていた。
おそらくこの両者の思惑が良いタイミングで一致し、素早く話が進んだものだと思われる。なお他のメディアによれば契約期間は5年、週給はレミが求めていたといわれる8万ポンド(1350万円)よりもかなり安い6万ポンド(1000万円)で決着したという。