ブラジル各地12都市で行われたワールドカップの熱戦は今月13日で幕を閉じた。

4つの新スタジアム建設など今大会のスタジアムを整備するのにかかったコストは40億ドル(およそ4076億円)。また、マナウスにあるアレーナ・アマゾニアはひと月の維持費が25万ドル(約2500万円)ほど掛かる見込みだそう。

そんななか、ある建築家2人が画期的な提案としているそう。『1week1project』などが伝えている。 “Case Futebol"と名付けられたそのプロジェクトはスタジアムの一部を住居にしてしまおうというもの。

提案者の1人、シルヴァンさんは「スタジアムはとても大きく、ほとんど不合理なもの」と述べ、スタジアムのスペースに105平方メートルの小さいな家を直接挿入してはどうかと提案しているそう。 (上記画像に見えるカラフルな“箱”がそれぞれ家になっている)

『fastcoexist』によれば、サンパウロ州だけで100万戸以上の住宅が不足しているそうで、実際にブラジルが抱えている住宅問題にも取り組もうというものにもなっているとか。

シルヴァンさんは「僕たちは自分たちのやり方で問題の答えを見つけようとしました。コンセプトと強いイメージを持って」と述べつつ、スタジアムに住めることでの利点についても言及したそう。 「素晴らしい経験となるでしょう。おそらく所有者はゲストを迎えて試合を見ることも可能です。もしフットボールが好きじゃなければ、問題ありになりますが」

そして、このプロジェクトが野心的なものだと認めつつ、「ちょっと野心的です。でも、私たちは常にこの種の問題が伴う社会的状況について人々が自分たち自身に問いかけることをさせたい」とも語ったそう。

確かにあまり現実的でないかもしれないけれど案としてはちょっと面白いかも・・・。その他の住居イメージ画像などは こちらの外部サイトでどうぞ。

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