1990年代、地元パルマの食品会社パルマラットの支援を受けリーグ上位に定着し、UEFA主催大会でも3度の優勝(UEFAカップ2回、カップウィナーズカップ1回)を飾ったパルマ。
その後、パルマラットの破産に伴ってチーム力が低下。2008年には降格の憂き目に遭ったが、トンマーゾ・ギラルディ会長のもと1年でセリエA復帰を果たすと、以降8位、12位、8位、10位と中位に定着。インテルからアントニオ・カッサーノを獲得した昨季は6位に入った。
しかし、これにより手にしたヨーロッパリーグ出場権は、所得税の支払い遅延のためUEFAのライセンスを取得できず剥奪。ギラルディ会長はこの裁定に失望し、5月末に辞任とクラブを売却する方針を明らかにしている。
パルマは24日、2014-15シーズンの新ユニフォームを発表。
パルマのユニフォームは近年、「クロチャーティ(十字軍の戦士)」の愛称で知られる伝統的なクロスモチーフが定着しており、2014-15モデルも白のホームと黄色のサードでこのデザインが採用されている。
アウェイは紺をベースに黄色の一本線。サプライヤーは2006年から契約しているErreàで、現在の契約は2015年までとなっている。
左端の黄色はGKのホーム。サードそっくりだが、襟の有無など微妙に違いがある。
なお今季は、3年連続で胸スポンサーを務める掃除機メーカーのVorwerk(Follettoは商品名)に敬意を払い、彼らのコーポレートカラーである緑のフォースモデルも制作された。裏を返せば、パルマラット以降それだけスポンサーがコロコロ変わっているということである。
◆欧州サッカークラブ 2014-15シーズンの新ユニフォームまとめ