プレミアリーグは現地時間30日、新シーズンからバニシング・スプレーを導入すると発表した。

“消える泡"としてブラジルW杯で抜群の存在感を発揮したバニシング・スプレー。Qolyではこれまでその効力や小ネタなど様々な角度から情報をお届けしてきたが、世界最高峰のリーグでもいよいよ使用されることになる。

同HPによれば、プレミアリーグでは2014-15シーズンから全380試合でバニシング・スプレーを使用する予定であり、ブラジルW杯で使用されたのと同じサプライヤーのものを使うことになるという。

プレミアリーグの代表者リチャード・スクダモアーは以下のように語っている。

リチャード・スクダモアー(プレミアリーグCEO)

「プレミアリーグにおいては、我々はリーグを発展、成長させるためのドアを開放している。バニシング・スプレーが審判や選手、そして試合を見ているすべての人にとって役立つものであることは、先のブラジルW杯を見ていても明らかなことであった。

その効力を目の当たりにし、クラブやProfessional Game Match Officials Limited(リーグの機関)と話し合いの機会を持ち、プレミアリーグでも導入することを決めた。新シーズンから導入できることを楽しみにしている」

なお、これでバニシング・スプレーはUEFAチャンピオンズリーグやリーガ・エスパニョーラ、セリエAといった欧州の強豪コンペティションでも相次いで導入されることが決定。

ブラジルW杯で使用されたスプレーは1缶3ポンド(およそ523円)であったと言われており、1試合あたり5本分用意されていたという。仮にこの割合で計算すると、プレミアリーグは1シーズンの運営に1900本(99万3700円)相当を支払うことになる。

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