ブラジルW杯でオランダ代表のコーチを務めた、ルイス・ファンハールの“門下生”がプロ監督デビューを飾ることにかるかもしれない。

英国『Mirror』によれば、元オランダ代表FWパトリック・クライファートがハダーズフィールド・タウンの監督に就任するかもしれないそうだ。

パトリック・クライファートは1976年7月1日生まれの38歳。アヤックスでプロデビューを飾り、1994-95UEFAチャンピオンズリーグでは当時欧州王者であったミランとの決勝戦で、弱冠19歳にして決勝ゴールを奪いタイトル獲得に貢献している。その後はバルセロナなどのビッグクラブでプレーし、2008年のリール時代に現役から退いた。

クライファートは引退後、指導者の道を選択していた。2012年からはルイス・ファン・ハール率いるオランダ代表のコーチ職を務めており、ブラジルW杯終了後に同職から離れていた。

そんなクライファートを監督として招聘しようと試みているのは、イングランド2部リーグのハダーズフィールド・タウン。2012年からフットボール・リーグ・チャンピオンシップでプレーし、昨シーズンは同リーグで17位という成績だった(24チーム制)。チームには今、かつてエヴァートンに在籍したFWジェイムズ・ヴォーン(ヴォーギャン)がいる。

記事によれば、ハダーズフィールド・タウンは今シーズンの第1節のボーンマス戦で0-4という大敗を喫し、マーク・ロビンズ監督を解任。その後のカーディフ戦も1-3と敗れ、2節を消化した現在0勝2分2敗で最下位の位置に甘んじるなどチームの再建を託す新指揮官を探している状態である。

そこで、クラブのオーナーであるディーン・ホイル氏が候補者と話し合いを行い後任を決めることになるそうなのだが、その中にニューカッスル・ユナイテッドでもプレー経験のあるクライファートの名前があるという。

ちなみに、現時点ではセルティックやミドルズブラを指揮した経験を持つトニー・モウブレイが有力であるようだ。

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