今シーズンのマンチェスター・シティで楽しみなことの一つに、正GK争いがある。

この夏、マラガからアルゼンチン国籍のウィリー・カバジェロが加入し、ジョー・ハートとのポジション争いが注目されているのだ。 

ジョー・ハートといえば、イングランドを代表するGKであり、カバジェロにとってこの選択はある意味チャレンジングだったと言えるだろう。しかし、当の本人はこの移籍について カバジェロにとってこのシティ移籍は「最高のチャンス」と話している。その発言から、彼の意気込みが確認できる。

マラガの正GKとしてUEFAチャンピオンズリーグも戦い、徐々にステータスを上げるそんなカバジェロだが、過去の悲しい経験が今の彼を形成しているようだ。

ウィリー・カバジェロ(マンチェスター・シティ)

「私の人生で最悪の瞬間は2006年にまで遡る。娘の目(の網膜)に癌があると診断されたんだ。

100万人に1人という稀少なものだった。あれほど幼い子があんな病気に苦しまねばならないなんて、信じられないよ。

私たちは、家族全員で乗り換えなければならなかった。6ヶ月もの間、多くのものを被った。

事実、私はサッカーをやめなければならなかった。(プレーしていたエルチェを離れ)アルゼンチンへと帰った。アルセナル・サランディでプレーするためにね。プレーしたいとさえ思わなかったよ。そのことに集中できなかったんだ。

娘のギジェルミーナと妻を支えるため、アルゼンチンにいる必要があった。彼女たちと一緒にいなけれなならなかったんだ。

幸運にも、今ではギジェルミーナは回復しとても幸せそうにしているよ。

こういった種類の経験をする時、人はいつも自分自身に『なんで私なの?』と問いかける。しかし、私の妻ルシアは私にこう言ったんだ。『その質問には答えはないわ。無意味よ』とね。

その出来事は、私のキャリアのターニングポイントとなった。とてつもなく大きなテストだった。私の娘は、私を試戒めたのさ。

マンチェスター・シティでも、マラガでしたことをやりたい。愚直である必要がある。移籍市場が開いている間は、私に関してたくさんの噂があった。しかし、私が話したのはシティだけだ。

しかし、私がバルセロナやモナコが私に関心を寄せ、私のドアを叩いたのは事実だ。

今私はマンチェスター・シティのGKになりたいんだ。そして、アルゼンチン代表でもプレーがしたい。しかし、まずはここでプレーする必要があるね」

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