8月27日、『Skysport Italia』は「イタリア・セリエAのフィオレンティーナは、シャフタール・ドネツクに所属しているブラジル代表MFフェルナンドの獲得に向けて正式なオファーを送った」と報じた。

フェルナンド・ルーカス・マルティンス、通称”フェルナンド”は1992年生まれの22歳。最終ラインの前で献身的にボールを刈り取り、攻撃に移れば強烈なシュートや縦パスを見せる守備的MFとして知られる。

グレーミオの下部組織出身で、2010年にトップチームに昇格。昨年夏に1100万ユーロ(現在のレートでおよそ15億円)でシャフタール・ドネツクに買い取られている。

2011年の南米U-20選手権、U-20ワールドカップのメンバーであり、2012年にはイラクと日本との親善試合に向けたブラジル代表チームに招集されていた。

ウクライナは現在親ロシア派との紛争によって治安が悪化しており、フェルナンドは不安定な政治の状況を鑑みて国外への移籍を希望しており、様々なクラブと交渉を行っていることは伝えられていた。

交渉については18日に『Violanews』で既に合意に至ったと書かれたものの、それ以降続報が途絶えており、動きがどうなっていたのかが不明になっていた。しかしここにきてようやく正式なオファーに至ったとのことである。

とはいえ、記事によれば条件は1年のローン+シーズン終了後に1500万ユーロ(およそ20億5000万円)を支払うことで完全移籍に切り替えられるオプションを付随させるというもので、シャフタールがそれを了承するかどうかは不明である。



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