8月31日、ポルトガルリーグの第3節において、首都リスボンをホームとするベンフィカとスポルティングが早くも激突。
昨季の上位2チームによる注目のリスボン・ダービーは、アルゼンチン代表MFニコラス・ガイタンのゴールでベンフィカが12分に先制。しかし20分、ベンフィカのGKアルトゥールのミスから、W杯でも活躍したスポルティングのアルジェリア代表FWイスラム・スリマニが同点弾を決め、結局そのまま1-1の引き分けに終わっている。
スポルティングに所属する日本代表の田中順也はベンチ入りしたものの出場しなかったこの試合、1-1となった前半途中にこんな場面があった。
マンチェスター・ユナイテッドからのローンで加入したスポルティングのポルトガル代表MF、ナニが左サイドでボールと持つと、足裏での焦らすようなコントロールから鮮やかな股抜き。
これだけでも見事な場面だったが、抜かれたウルグアイ代表DFマキシ・ペレイラもすぐさまナニとボールの間に頭をねじ込み、倒れ込むように体を入れて突破を阻止(最後にボールも外へ蹴りだしている)。実はペレイラ、このとき既にイエローカードを1枚受けた状態であり、実力者2人によるギリギリの攻防に場内が沸いた瞬間だった。