現地時間3日に行われたイングランド代表対ノルウェー代表の試合は、1-0でホームのイングランドが勝利している。

新生イングランドを勝利に導いたのは、新キャプテンに就任したウェイン・ルーニーである。試合が行われたウェンブリーには過去ワーストとなる4万人ほどしかファンが集まらず、枠内シュートもわずか2本となかなか悲惨な内容ではあったが、それだけにルーニーにかかる期待はこれからいっそう大きくなるだろう。

そんなこの試合ではアーセナルのチェインバースら4名の選手が初招集となり、そのうちジャック・コルバックを除く3名がフル代表デビューを飾っている。中でも、英国の有名記者ヘンリー・ヴィンターに"definite positive"とその存在を評価されたのが、ファビアン・デルフだった。

1989年11月21日生まれのデルフはアストン・ヴィラ所属。スピードと技術を兼ね備えた中盤の選手であり、中盤からドリブルで相手を崩し、自らゴールも決められるタイプだ。

そんなデルフは70分にジャック・ウィルシャーと交代して見事フル代表デビューを飾ったのだが、これが意外な記録になっている。

英国『Mail Online』によれば、デルフのフル代表デビューによってアストン・ヴィラは72人目をフル代表に輩出したことになり、これは全てのクラブの中で最多の数であるようだ。

古くはデイヴィッド・プラットやエミール・ヘスキー、近年ではダリウス・ヴァッセル、ギャレス・バリー、アシュリー・ヤング、ガブリエル・アグボンラホールなどがそれに該当する。これに次ぐのはリヴァプールで、これまで68選手を輩出しているそう。

アヅトン・ヴィラといえば名門ではあるが、決してイングランド代表する強豪チームではない。本来であればそういったチームからの選出が多い気もするが、ビッグクラブでは海外選手を多く抱えているため、こういった状況になっているようだ。

イングランド代表は現地時間8日、2016年欧州選手権の予選スイス戦を戦う。

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