現地時間3日、イングランド代表にとってブラジルW杯後となる国際親善試合ノルウェー戦が行われた。

10年以上にわたり代表チームを牽引してきたジェラードやランパードが引退して迎えたこの試合、ウェイン・ルーニーが新たなキャプテンとして試合に出場。先発メンバーは以下の通り。

(4-4-2)

GK:ハート
DF:ストーンズ、ケイヒル、フィル・ジョーンズ、ベインズ
MF:ヘンダーソン、ウィルシャー、チェンバレン、スターリング
FW:ルーニー、スタリッジ

試合はルーニーのPKにより1-0でイングランドが勝利。 今回が初招集となったジョン・ストーンズが先発し、ファビアン・デルフやカラム・チェインバースも途中出場を果たすなど新戦力をテストする絶好の機会となった。イングランド代表はこの後、現地時間8日に2016年欧州選手権の予選スイス戦をアウェイで戦う。

さて、そんなこの試合が行われたウェンブリーではちょっぴり残念なことがあったようだ。それは、 ウェンブリーに押し寄せた観客の数である。

以前Qolyでは、 W杯での惨敗からイングランドでの代表人気熱の下落し、ノルウェー戦のチケットの売れ行きが芳しくない、というニュースをお伝えした。8月12日の時点ではわずか1万枚ほどしかチケットが売れていないという報道であったが、その後、結局どれほど集客に成功したのだろうか?実際に見てみよう。

こちらが、試合開始直前のウェンブリーの様子。ヨーロッパでも最高レベルの動員数、ファシリティを誇るウェンブリーがこれでは切なすぎる・・・。

英国『Mail Online』によれば、今回の試合では予め最上階である3階席のチケットを販売しなかったようだ。そのため、最上階は全て空席となっている。

「チケット売ってます!」の標識。当然こうなるだろう。

FA(イングランドサッカー協会)の発表によれば、今回の試合で動員した観客数は40,181人。ウェンブリーのキャパシティは約90,000人であるため、スタジアムの半分も埋まらなかった計算だ。これは新しくなったウェンブリーでの最少観客動員記録を更新し、史上ワーストとなった。

なお、これまでの記録は2011年11月に行われた国際親善試合スウェーデン戦での48,876人。2年後の欧州選手権に向けた新たなスタートでこのような不名誉が記録されてしまうと・・・選手たちもモチベーションに苦労することになりそうだ。

なお、弱冠15歳でフル代表に招集され先月末のUAE戦でフル代表デビューを飾ったノルウェー代表のマーティン・ウーデゴールはこの試合では招集外となっている。

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