リヴァプールの精神的支柱で長らくキャプテンを務めるスティーヴン・ジェラードが、自身の後継者についてコメントしている。

先週行われたUEFAチャンピオンズリーグ第1節ルドゴレツ戦で値千金のPKを成功させ、5シーズぶりにUCLに返り咲いたチームに勝ち点3をもたらしたジェラード。

現在プレミアリーグに所属する選手の中では、1つのクラブに最も長く在籍する選手であることも判明したジェラードだが、リヴァプールでのプレーは今年で17シーズン目を迎えるリヴァプールの象徴は、自身の後継者についてどんな印象を持っているのだろうか。

地元紙『Liverpool Echo』の中から、インタビュー内容をお届けしよう。ジェラードが考える理想の次期キャプテンは、代表チームでもともにプレーしたジョーダン・ヘンダーソンであるという。

スティーヴン・ジェラード(リヴァプール主将)

「(3シーズン前、クラブがヘンダーソンと契約したことは)本当にポジティブな補強だった。彼が次なるスティーヴン・ジェラードになることを願おうじゃないか。

リヴァプールは新たなスティーヴン・ジェラードが必要なんだ。それこそが、優秀なクラブがすることだ。そういったクラブはベストな選手の入れ替えをする。

彼にこのアームバンド(キャプテンマーク)を手渡す日がくれば、それ以上のことはないよ。その理由は彼が偉大な選手というだけでなく、魂を持った最高の男でもあるからなんだ。

彼は素晴らしい家族のもとに生まれた。私の家族とも似ているよ。だから、そういうことになればとても誇りに思えるだろう。

多くの共通点があると思っているんだ。私の日々の暮らし方とヘンダーソンのそれも似ている。

(ヘンダーソンが副キャプテンに任命されたことについて)

「きわめて当然のことだと思う。彼は信じられないほど進歩したと思うし、副キャプテンに任命されたことは一人の男としてだけではなく、一人の選手としての彼を要約しているよ。

ピッチ内でもピッチ外でも、あいつほどハードワークしているやつはいないんだ。

彼はものすごくプロフェッショナルなんだ。そして、キャプテンとは何たるかを具現化している。彼は過去の事例からチームを導き、正しいことをし、決して諦めず、ボールがなくてもボールがある時同様ハードワークをする。

彼はこのクラブのキャプテンとしてやっていってくれると確信している。これからの数年で彼がチームにふさわしいキャプテンになれれば、どれだけ素晴らしいストーリーとなるだろう」

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