9月24日、『Africanfootball』は「シエラレオネ代表は、アフリカネイションズカップ2015予選のカメルーン戦は2試合ともにアウェーで戦うことになる」と報じた。
8月に発表されたFIFAランキングで歴史上最高となる50位に浮上したシエラレオネ代表。近年アフリカで好調を見せてきたチームであり、今回の予選での活躍も期待されていた。
しかしそんな折に直面することになったのが、今年西アフリカ諸国で大流行しているエボラ出血熱である。リベリア、ギニア、ナイジェリアと同じくその中心地となったシエラレオネは練習や試合開催に大きな支障を来すようになった。
9月に本来ホームで行うはずだったDRコンゴとの対戦も敵地で開催することになり、0-2という結果で敗北。チームを率いてきたジョニー・マッキンストリー監督も辞任し、今月発表のランキングでは75位にまで転落している。
そして来月にはカメルーンとのホーム&アウェイの2試合を控えていたが、今回これもシエラレオネ、あるいは中立地での開催が認められず、両方ともにカメルーンの首都ヤウンデで行われる可能性が高くなったとのことだ。
病気に振り回されている今年のアフリカサッカー。流行はまだ収まる兆しを見せておらず、観客が集まることになる来年1月の本大会においても何らかの問題が生まれてきそうだ。