AFC公式マガジン10月号は、イラン代表FWとして活躍するアシュカン・デジャガーのロングインタビューを掲載した。
ドイツで育ちながらもルーツであるイランの代表を選択したこと、先日のワールドカップのこと、カルロス・ケイロス監督のことや1月に迎えるアジアカップのことなど、様々なポイントについて語っている。またヴォルフスブルクでともにプレーしていた長谷部誠とは、決勝で対戦することになるだろうと話した。
アシュカン・デジャガー
「(イラン代表を選択したことについて)
それは自分にとって大きな決断だった。心が何を望んでいるかを考慮したうえで、家族と対話した。そうしなければならないものだった。
心の中では、自分はイランで生まれたようなものだと思っている。そこには多くの家族がいて、両親はイラン人だ。私の妻もイラン人だ。なぜ選んではいけない? 僕はイランを愛しているし、誇りに思っているんだ。
(イラン代表チームについて)
フランスとドイツでのワールドカップで見たよ。イラン人の友達と一緒に、常に彼らの試合を見ようとしていた。
また、多くの良い選手がドイツでプレーしていたね。アリ・ダエイ、ホダダード・アジジ、カリム・バゲリのように。私が子供だった頃、彼らはドイツにいた。ただ、僕が好きだったのはアリ・カリミだよ。僕にとってはまだ彼は素晴らしい選手だ。
メフディ・マハダヴィキアも知っている。また、ヴァヒド・ハシェミアンとも2、3回プレーしたよ。人々は、バイエルン・ミュンヘンという世界最高のクラブでダエイ、カリミ、ハシェミアンがプレーしていたことを忘れているんだ。
(ワールドカップ予選について)
これまで多くの大きなスタジアムでプレーしてきた。しかしイランでの最初の試合はクレイジーだったよ。人々を見た時にはびっくりした。テヘランでプレーすればするほど楽しみを感じている。
僕は韓国戦のことは絶対忘れないよ。我々は退場者がいた。スタジアムには10万人だ。そして得点を決め、1-0で勝った。スタンドが壊れるかと思ったね。本当にクレイジーだ。
(ワールドカップについて)
僕にとっては最初のワールドカップだ。ブラジルではうまくやれたと思う。アルゼンチンとの試合は大きかったし、いい試合をした。
我々は単に1ポイントを取っただけだが、選手たちは皆うまくやったし、他のチームに驚きを与えることが出来たと思うんだ。