(カルロス・ケイロス監督について)
彼は素晴らしい監督だ。彼の下でプレーし、ともに仕事ができることを誇りに感じている。ボスニア戦の後、彼は選手たちに話しかけた。正直に言って、こんな場面は見たことがなかった。多くの選手が涙を流した。
彼と仕事が出来て、選手は皆幸せだった。全ての選手に多くの自信を与えてくれたし、良いものを受け取ってきた。それこそが、なぜ我々がワールドカップで上手くやれたかという理由だと思う。
そして、彼がイランに残ってくれたことに、僕は本当にうれしく思っているし、それはイランの将来にとって大きなステップになるよ。
アジアカップはビッグチャンスだ。世界に何が出来るかを示してきたわけだから、我々は野心に満ちているし、多くの期待も受けている。アルゼンチン戦で見せたような試合を再び示さなければいけない。イランの人々のためにね。常に我々を支援してくれるだろう。彼らは心から試合を楽しんでいる。彼らのために、アジアカップで大きなものを成し遂げたい。
(アジアカップについて)
ワールドカップとは僅かに違いがあるだろう。ただ、カルロス・ケイロスが多くの戦術に変更を加えるとは思わない。我々は常にそうしてきたからね。予選でもそうだったし、それが彼のスタイルだ。
ワールドカップではよりディフェンスに取り組まなければならなかった。我々はもっと攻撃をしようと試みるだろうが、カルロス・ケイロスはシステムを変えないだろうし、守備のことを忘れるなよと言うだろうね。
人々はイランが優勝候補で、前に出なければならないと言う。しかし、僕はそうは思わない。前に行くこともできるが、ワールドカップではいい守備を見せてきたし、それが戦術なんだ。オーストラリアでも同じことをするだろう。わずかにカウンターを増やすだろうけどね。
(ライバルについて)
今、良いチームは沢山ある。簡単な試合は世界に存在しない。全ては難しい。誰もが守備をする方法を学習しているし、小さなチームであっても勝つのは困難だ。
我々のグループには良いチームであるUAEがいる。そしてさらに難しいカタールがいる。目の前の試合に集中しなければならないよ。また、日本、オーストラリア、韓国、ウズベキスタンのようなさらにビッグなチームもいる。1月のアジアカップは良い大会になりそうだよ。
マコト(長谷部誠)と僕は4年か、5年くらいヴォルフスブルクで一緒にプレーしてきた。彼のことは良く知っているし、素晴らしい選手だ。日本の中心であることも知っている。
彼は多くの経験を持っている。最後に会ってからずいぶん経つけど、また会えるだろう。もちろん、おそらく決勝戦で」