『Calciomercato』や『Il Sole 24 Ore』など各メディアは、イタリアプロサッカー選手協会(Associazione Italiana Calciatori、通称AIC)会長を務めているダミアーノ・トンマージ氏は、長期的視点に立ったプロジェクトの欠如を嘆いた」と報じた。

かつてローマで活躍したイタリア代表MFダミアーノ・トンマージ氏。引退後は活動家として働き、選手協会会長としてサッカー選手の権利保護に努めている。

『Radio Anch-io lo Sport』に出演したトンマージ氏は、長期的なプロジェクトがないために自国の若い選手たちがそのツケを払っていると話した。


ダミアーノ・トンマージ イタリアプロサッカー選手協会会長

「主な問題はと言えば、適切なスポーツプロジェクトの不足だ。不幸なことに、クラブでは中長期的な視点というのはあまり考慮されない。そして将来の展望を得られない。

我々は、自分たちの将来を守るために、正しい方法で準備をしなければならない。しかし、プロジェクト自体が場当たり的なので、成長を支援することがない。

経済的なものの陰に、スポーツという面が隠れてしまっているように見える。それが最優先で、そして最も重要なものであるはずなのに。それらはテレビの契約よりも重要であり、バックグラウンドに押し込まれるべきではないんだ。

我々AICは、境界を開放することはイタリアサッカー界にとって良かったと思っている。

ただ、外国人選手についての問題は以前に話した通りだ。若い選手を育て上げるよりも、外国人を持ってきた方が速いからだ。育成には時間と信頼が必要になるからね。

それはクラブとして行う選択だ。選手にとっては、ユースからトップチームにステップアップするための――育成としてはとても重要なものが失われているんだ」


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