レアル・マドリーのホームスタジアムであるサンティアゴ・ベルナベウの改築費に関するニュースを英国『Mail Online』が伝えている。

およそ8万5000人収容のサンティアゴ・ベルナベウは、ヨーロッパを代表するスタジアム。今年2月にはすでに改修の計画が発表されており、ハイテク技術を駆使したドーム型のスタジアムに生まれ変わることが決定している。それにともない一般企業にネーミングライツを募集し行使するのではないかとされており、その行方にも注目が集まっていた。

さて、今回の記事によれば、ベルナベウの改修には3億5000万ポンド(およそ630億円)という莫大な資金がかかるようなのだが、その改修費に思わぬ人物が“協力”するようだ。マンチェスター・シティのオーナー、シェイク・マンスール氏である。

なんでもマドリーは現在負債により改修費を支払うだけの財力がなく今回のスタジアム改築に向けてある組織が手を組むようなのだが、その組織の会長がマンスール氏なのだという。

この基金の名前は"International Petroleum Investment Company"。国際石油投資会社といい、UAE政府の出資によって設立されていた。マドリーは先月、このIPICと新たなスポンサー契約を結んだのだが、意外なところでマンスール氏との繋がりがあったというわけだ。

富豪オーナーの出現以降、時折耳にするようになったこうした“ビミョー”な関係。サッカーはもはやただのスポーツではなくなりつつあるということを再確認する。

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