来年のコパ・アメリカでホスト国を務めることになっているチリだがチーム作りは順調のようだ。
14日に当地タルカウアノで行われたチリ対ベネズエラの親善試合は、ホームのチリが大量5ゴールを奪い5-0で快勝。9月の親善試合で日本代表と引き分けたベネズエラを粉砕した。
前半17分にエース、アレクシス・サンチェスのゴールで先制すると、前半追加タイムにはW杯以来の代表復帰を果たしたホルヘ・バルディビアが角度のないところから追加点。後半も手を緩めず、エドゥアルド・バルガス、ロドリゴ・ミジャールが決め、試合終了前最後のワンプレーでもパブロ・エルナンデスがヘディングで合わせて試合を締め括った。
これでチリはベスト16を達成したW杯後、5戦3勝2分と無敗をキープ。悲願となるコパ・アメリカ初制覇へ向け視界は良好のようだ。一方、ベネズエラはノエル・サンビセンテ監督が就任して以降、3試合1分2敗で未勝利となっている。
また、14日は他の北中南米各国も親善試合を行っている。
アメリカ対コロンビアは前半、ジョジー・アルティドールのPKでアメリカが先制するが、後半、カルロス・バッカとテオフィロ・グティエレスのゴールによりコロンビアが逆転勝利した。
パラグアイ対ペルーは後半、パラグアイがアンヘル・ロメロのゴールで先制しペルーも直後にホセ・パオロ・ゲレーロのヘディングで同点としたが、ペルーは追加タイムにハンドでPKを献上。これをFCバーゼルでの柿谷の同僚、デルリス・ゴンサレスがきっちり決め、パラグアイが2-1で勝利している。