【編集部Kのコメント】
「オーストラリアと言えばこの選手!」という知名度の高い選手は乏しい。それはアンジュ・ポステコグルー監督が急激に世代交代を進めているためであり、これは現状選べるだけのメンバーは選んだといえる内容だ。
今はとにかく怪我人が多すぎる。カーティス・グッド、 アダム・タガート、トム・ロギッチが離脱。マーク・ミリガンが辞退。そしてテリー・アントニスに至っては交通事故で代表を離れた。マシュー・スピラノヴィッチはクラブでスタメン落ちしており、バーニー・イビニ=イセイ、トミ・ユリッチも軽い怪我が長引いている状況。
ヴィドシッチやヴァレリ、マッガワンなど以前の選手ではなく元C大阪ミッチ・ニコルスやアーロン・ムーイというテクニック系を選んだのは、本気かどうかというよりも監督の好みだ。筆者はW杯の前でもムーイは選ばれて当然だと思っていたし、小野伸二を追っていた方は彼の力も十分ご存じであろう。
今回は トミー・オー(ユトレヒト)が選出されず、マット・マッカイが久々に復帰したのが驚きと言えるが、これについては左サイドバック専従の選手がジェイソン・デイヴィッドソン以外存在しない中、むしろ順当な選出ではないだろうか。もちろんオーも出来なくはないのだが、やはりマッカイのほうが最終ラインでの経験が豊かだ。