19日に行われた国際親善試合、ベラルーシ対メキシコの試合は3-2でベラルーシが逆転勝利した。

先日、約3年半ぶりに代表復帰し、約4年ぶりに先発したカルロス・ベラのいきなりの2ゴールにより約53年ぶりにオランダを下したメキシコだが、そのオランダ戦から大幅にメンバーを入れ替えて臨んだこの試合は、最後まで歯車が噛み合わなかった。

気温が氷点下に冷え込むなか内容もお寒い低調な前半はスコアレスで折り返すが、後半は一変してゴールの奪い合いに。メキシコがラウール・ヒメネスのゴールでリードしてはベラルーシが追い付く展開となる。2-2の同点となって以降は両者のせめぎ合いが続いたが、終盤にベラルーシはパヴェル・ニャハイチクのゴールが決まり勝ち越しに成功すると、メキシコの反撃を振り切った。

オランダ戦の大勝利後だけに何とも消化不良の試合に終わったメキシコだが、ヒメネスが記録した2ゴールは1点目がジョナタン、2点目がジオヴァニと、ドス・サントス兄弟によるアシストであった。

兄ジオヴァニはユース代表でのセンセーショナルな活躍からすぐA代表に定着し、クラブでの不遇をよそに活躍を続けている。一方の弟ジョナタンはバルセロナでのデビュー当初こそ代表に抜擢され話題を集めたが、不祥事により外されて以降は疎遠に。しかし今夏、兄の後を追うようにビジャレアルへ加入し出場機会を増やすと、ベラと同じくして代表へ復帰。先日のオランダ戦で約2年半ぶりに出場し、続くこの試合では兄弟によるアシストの共演を果たした。

チームは逆転負けを喫してしまったが、ドス・サントス兄弟にとっては“一歩前進”の代表ウィークとなったことであろう。

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