現地時間26日、欧州各地でUEFAチャンピオンズリーグ第5節が行われ、ディフェンディングチャンピオンであるレアル・マドリーはアウェイでバーゼルと対戦した。

ザンクト・ヤコブ・パルクで行われた試合は0-1でマドリーが勝利。35分、左サイドからの折り返しにクリスティアーノ・ロナウドが巧みな動きでマーカーを外し、ゴールをネットに流し込む。ロナウドはこれでUCL通算71得点目を記録し、長らくラウール・ゴンサレスが持っていた得点記録に並んだ。昨日、バルセロナのメッシがハットトリックを達成しこの記録を更新しているが、さすがはロナウド。しっかりとメッシのゴール数に追従し、マドリーの公式戦15連勝達成に大きく貢献した。

一方、試合に敗れたバーゼルはこれが今シーズンのUCL3杯敗目。しかし、裏のカードでリヴァプールがルドゴレツに引き分けたため、第5節を終えて2位をキープしている。次節、アンフィールドでのリヴァプール戦で引き分け以上の成績を収めれば決勝トーナメントへの進出が決定する。この試合では85分からの短い時間での出場となった柿谷曜一朗だが、来る大一番での活躍がより期待される。

さて、0-1で終了したこの試合では試合終了間際、こんな不思議なシーンがあった。

ん・・・?

選手が負傷し試合がストップした直後、どこからともなく現れた謎の2人組。その手に抱えられていたのは、そう・・・

小型カメラ、通称ハンディカムだ。ユニフォームを着てイタズラするわけでもなく、政治的メッセージを掲示するわけでもなく、この2人組はただただ穏やかにハンディカムを回していた。警備スタッフが駆け寄っても決して抵抗せず、素直に指示に従っている。ここまでくると逆にシュールである。

その出で立ちは旅行者のようで、あたかもピッチ上をツアー感覚で楽しんでいるよう。世界的スター選手が躍動する瞬間を記録として残したかったのだろうが、当然映像は削除を命じられるはずだ。

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