11月26日、2014年度ガルフカップの決勝戦が行われた。ガルフカップとは、アラブサッカー連盟が主催し、西アジア地域のペルシャ湾岸諸国によって行われる大会である。
グループリーグを2勝1分けと好成績で勝ち抜き、準決勝では強敵UAEを相手に試合終了間際の劇的なゴールで下した地元のサウジアラビア。
そして逆にハルファン、セバスチャン、ルイスなどの不在で攻撃陣に弱さがあり、グループリーグでは3引き分けと勝利がないまま決勝トーナメントにコマを進めたカタール。
開幕戦で対戦した相手とのリベンジマッチとなった。
試合は早い時間に動きを見せる。16分、サウジアラビアがアル・アビードの仕掛けから奪ったコーナー菊から、主将サウード・カリリがヘディングを決めて先制点! 地元で好スタートを切る。
しかし、それからわずか2分後にカタールが同点に追いつく。アル・ハイドゥースのコーナーキックをアル・マフディ・アリ・ムフタールがヘディングで叩き、試合を振り出しに戻す。
そして後半、リードを奪ったのは敵地で戦うカタールだった。アル・ハイドゥースのフリーキックが一度はじかれたところをブアリム・フーヒが鮮やかなボレー!
このリードを守り切ったカタールが2004年大会以来10年ぶり3度目、そして地元開催以外では初めてのガルフカップ優勝を達成した。