現地時間27日、欧州各地でUEFAヨーロッパリーグ第5節が行われ、トッテナム・ホットスパーはホームでパルチザン・ベオグラードと対戦した。

プレミアリーグでは苦戦の続くトッテナム。UELでは2勝2分で勝ち点8を獲得しており、ベシクタシュに次ぎ2位につけている。パルチザン戦に勝利すれば勝ち抜けが決定する可能性もあった。

アーロン・レノンやヴラド・キリケシュらが出場したこの試合はトッテナムが1-0で勝利。この夏トッテナムへと加入し、途中出場となったバンジャマン・スタンブリが初ゴールを記録し、チームに貴重な勝ち点をもたらした。この試合の結果、勝ち点を9にしたトッテナムは首位に踊り出ており、ベシクタシュがアステラス・トリポリスと引き分けたため、トッテナムの勝ち抜けが決定した。

1試合を残した状態で勝ち抜けを決めたトッテナム。ホームで勝利を収めたということでサポーターたちも満足気だったと予想されるのだが、この試合ではちょっとめずらしい形で長く試合が中断している。

前半の試合中、実に3度にもわたりファンがピッチへと侵入したのだ。これだけであればまだプロサッカーの世界ではありうることなのだが、実はこの3人、なかなか悪質な“協力プレー”を見せていたようなのだ。

ピッチへと順序侵入したこの3人は、それぞれがスマートフォンなどを用いて撮影するなど自由奔放に行動した。彼らはいずれも“BassBuds”というヘッドフォンブランドのシャツを着ており、この試合を商業的に利用したのではないか、と目されているのだ。

こちらがその時の映像である。この男たちの行動は言語道断だが、不審者の侵入にもステュワードたちはのほほんとしており、警備体制にも不備がったことは明らかである。後日、UEFAからの調査対象となることだろう。

結局試合はおよそ13分間中断し、他会場に遅れて試合は終了している。

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