12月22日、『Sport』など各メディアは「欧州サッカー連盟(UEFA)は、ファイナンシャル・フェアプレー制度に基づき4クラブを処罰することを決定した」と報じた。
その内容は、アストラ・ジョルジュ、CFRクルージュ(ともにルーマニア)、エクラナス(リトアニア)、そしてブルサスポル(トルコ)である。これら4クラブについては、債務、および未払いの給与があることが確認されており、それが解決されなかったことから罰則が与えられることとなった。
瀬戸貴幸選手が所属していることで知られるアストラは、2015年1月31日までに未払いの給与を支払わない限り今後3シーズンヨーロッパの大会に出場することが不可能となる。また、同時に10万ユーロ(およそ1480万円)の罰金を科されている。
そしてCFRクルージュはそれに加え、罰金の額が15万ユーロ(およそ2200万円)となっている。
エクラナスはそれよりも軽い2シーズンの出場停止、15000ユーロ(220万円)の罰金となっているものの、その反面既に罰則が確定しており、債務返済の可能性はないものと考えられている。
また、ブルサスポルはこの4クラブの中で最も長い4シーズンの欧州カップ戦への出場停止が言い渡されている。その反面、支払うべき債務の猶予が1年以上与えられており、その間に返済を行えば罰則を逃れることが出来る。罰金はアストラと同じ10万ユーロ。