ウルグアイの未来を担う逸材として期待されるジョルジアン・デ・アラスカエタ(デフェンソール)の新天地はどうやらブラジルになりそうだ。
まだ公式には発表されていないが、南米各メディアはデ・アラスカエタが2013,14年のブラジル全国選手権で連覇を成し遂げたクルゼイロに400万ユーロ(およそ5.4億円、権利の50%)の移籍金で加入することを報じている。
デ・アラスカエタは現在20歳。詳細は昨年9月に行われた日本代表との親善試合の前にQolyで紹介した通りだが、高いテクニックと近代サッカーに必要なフィジカル能力、インテリジェンスを持つウルグアイ待望のゲームメイカーである。
2013年のU-20W杯で準優勝に貢献して脚光を浴び、今年のコパ・リベルタドーレスではデフェンソールをベスト4へ導いた。その働きが評価され、昨年9月の日本戦でA代表に初招集されている。
A代表では若手の起用に慎重なタバレス体制の下なかなか出番を得られていないが、その才能は依然として高く評価されており、バルセロナなど欧州各クラブへの移籍が噂されていた。
2015年はリベルタドーレス初制覇を目指す1年となるクルゼイロだが、エヴェルトン・ヒベイロと共に国内リーグ連覇の立役者で、ビッグクラブ移籍の噂が絶えなかったブラジル代表MFヒカルド・グラールが先日、中国の広州恒大と契約し周囲を驚かせたばかり。デ・アラスカエタの獲得はその穴埋めになるのではないかと予想されている。