1月24日、アフリカネイションズカップ2015のグループリーグ第2節最後となる試合、カメルーン対ギニアの試合が行われた。
▼カメルーンらしくない守備、らしい攻撃
この試合のカメルーンは、完全にギニアに合わせたものだった。サイドバックを守備的に動かし、たまに(本来超攻撃的な)ベディモが上がればその裏を必ずラウル・ロエがカバーしてくる。
攻撃に関してはわざとテンポを落として相手を押し下げ、後は個人で強引に突破からなんとかする。守備的だったがために攻撃はカメルーンらしかった。
ギニアはコートジボワール戦で見せたように非常にテンポが速い攻めを好み、中盤の機動力を生かしてとんとんとボールを動かし、サイドのスペースを突くのが戦術。
カメルーンはそのリズムを崩してやることには完全に成功した。最終ラインで回せばギニアもプレスをかけられずに下がり、攻撃力を削ぐことが出来る。まさに狙い通りの展開だったのだろう。
試合を混沌としたものにすることに成功したカメルーンは、前半13分に先制ゴールを奪取。左CKからムカンジョが直接決め、ネットを揺らした。