アフリカネイションズカップ2015は4日目を迎え、この2試合目で全てのチームが出揃うことに。ようやく大会がスタートしたといった感じだ。
迫力はあるが、チャンスは少ない展開
対戦したのはマリとカメルーン。前者はワールドカップへの出場経験はないものの、セイドゥ・ケイタを擁しており、強豪チームとして知られる。カメルーンはもちろん、アフリカでは屈指の実力を持っている。
この両者の戦いは非常に迫力のあるものとなった。というのは、中盤で非常にフィジカルでのぶつかり合いが多かったからだ。
どちらのチームも、狙いは中盤での激しい当たりでボールを奪い、長いボールかサイドアタックで仕掛ける形だった。特にマリはバカリ・サコ+タンブーラ、カメルーンはムカンジョ+ベディモを配置した左サイドでの仕掛けとクロスが生命線のようだった。
そしてどちらも中盤のセンターは守備を重視し、パワフルなタックルでカウンターの起点になろうとしている。
両者ともにアフリカらしいパワフルな内容であったが、やはりどうしても崩しという点では個人能力頼り。どちらかが点を取らない限りは拮抗した形が続くだろう、という前半であった。