1月26日、アジアカップ2015はついに準決勝の日を迎えた。長らく優勝していない韓国は今回大きなチャンス。2007年王者のイラクがそれに相対した。
ボールを保持しようという姿勢で試合に臨んできた韓国に対して、イラクはしっかりとブロックを形成し、インターセプトからカウンターを仕掛けていくという立ち上がり。
それほどパワーバランスに偏りのない展開で、韓国は前に出ながらもゴール前ではソン・フンミンのミドルシュートくらいしか惜しい場面は作れなかった。
しかし20分、その韓国がセットプレーから先制点を奪取する。右サイドからのフリーキックをファーで・イ・チョンヒョプがヘディング。地面に叩きつけるシュートでネットを揺らした。
イラクは守備では良いボール奪取もあり、攻撃で良い場面も作れるのだが、セットプレーでやられる場面が目立っており、そこに韓国が付け込んだ形になった。
そして後半開始直後にはさらに韓国が追加点。今度もセットプレーからのセカンドボールだった。前線に再び放り込まれたところをイ・チョンヒョプが胸で落とし、キム・ヨングォンがボレー。これがDFに当たってコースが変わり、ゴール右隅に吸い込まれた。
イラクは点を取り返すためにアリ・アドナン、マフディ・カミール、マルワン・フサインと攻撃的な選手を次々と投入して反撃を行うも、いくつかあった決定的なチャンスを決められなかった。
これまで一失点もしていない韓国の守備を最後まで破ることが出来ず、何とか勝ち上がってきたイラクは惜しくも敗北。
一方、韓国は5試合すべてでクリーンシートを達成するという結果で決勝へと進出を決めた。
【Qolyインタビュー】パリ五輪出場の東京ヴェルディMF山田楓喜、トッテナムのクルゼフスキを「自分の究極系」と語るワケ