先日、スタンダール・リエージュ対アンデルレヒトの「ベルギー・クラシコ」で問題となったスタンダールサポーターによる超巨大フラッグ。

インパクトが強く決して褒められた行為ではないためここではその写真の全容は掲載しないが、そこに描かれていたのは『13日の金曜日』に登場するジェイソンと、斬首されたと思しきスティーヴン・デフールの絵であった(ニュース記事はこちらから)。

"Red or Dead"、つまり「赤くなければ死ぬべし」との残忍なメッセージも掲載された今回の巨大フラッグだが、やはり制裁の対象となるようだ。

英国『BBC』が伝えている。

記事によれば、今回のフラッグを作成したスタンダールファンには最大で5年間の入場停止処分と5万ユーロ(およそ663万円)の罰金が下されることになるという。

ベルギーの内務大臣によれば、現在このフラッグを作成した人物をできるだけ捕まえるよう警察とともに動いているそうだ。

かつて、マルアヌ・フェライニやアクセル・ヴィツェルとともにスタンダールで黄金の中盤を形成したデフール。

2007年にはリーグ年間最優秀選手にあたる「ゴールデン・シュー」賞を獲得するなどスタンダールサポーターにとっては輝かしい歴史をともにつくったレジェンドの1人であった。

しかし、昨年夏、彼らの最大のライバルチームであるアンデルレヒトに移籍したことが彼らを強く刺激したのであった。今回の事件の背景には、こういった経緯がある。

なお、スタンダールのウルトラスグループである"Ultras Inferno 1996"はFacebookページで謝罪のコメントを掲載しているという。

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