ミランのレジェンド、ジェンナーロ・ガットゥーゾと言えば、豊富な運動量をベースとした粘り強い守備で一時代を築いた守備的MFだった。
イタリア代表では2006年のワールドカップ制覇。ミランでは2000年代の黄金期に欠かせない存在であり、セリエA制覇やUEFAチャンピオンズリーグ制覇に貢献した。
ミランを退団した後、2013年2月、スイスのFCシオンで選手兼監督として監督デビュー。しかし5月には解任され、選手としても引退した。
その後はイタリアに戻りセリエBに降格したパレルモの指揮官となったが、結果を残すことができず、僅か6試合で解任されてしまった。
2014年にはギリシャのOFIクレタの指揮官となったが、給与未払いなどを理由に12月に入って辞任している。
このように監督としてはまだまだ修行中で結果の出ないガットゥーゾだが、彼の夢は2つある。
一つはいつの日かミランに戻る事。そしてもう一つは若かりし頃にプレーしたグラスゴー・レンジャーズに戻ることだ。
26日、ガットゥーゾは元レンジャーズのスターで、現在運動ニューロン疾患と戦っているフェルナンド・リクセンを支援する試合に出場した。
その後、『BBC』に対して以下のように語っている。
ジェンナーロ・ガットゥーゾ (元イタリア代表)
「自分の夢はいつの日かこのクラブ(=レンジャーズ)で働くことだ」
「今日はプレーした。だが、監督は違う仕事だ。このクラブがビッグクラブだと100%確信している」