1月29日、『L'Equipe』や『AP』は「ロシアのスポーツ大臣を務めているヴィタリー・ムトコ氏は、ワールドカップ関連の予算を10%削減すると発表した」と報じた。

2018年ワールドカップを主催することが決定しているロシアであるが、このところは経済的な苦境に陥っている。石油価格の下落、そしてウクライナとの関係による問題で経済制裁を受けていることなどから歳入が減少した。

代表監督を務めているファビオ・カペッロ氏に対しても、世界最高クラスの年俸が提示されていたものの、それが何か月にも渡って支払われておらず、その能力もないことが明らかになっている。

ロシアの国家自体の予算も削減を余儀なくされており、それに従ってワールドカップ関連のものについても同じように10%カットされることが発表された。

なお、ワールドカップ組織委員会からFIFAに送られた声明では「スタジアム、練習場、キャンプ地、交通網、IT、セキュリティなど大会開催に必須のインフラについては影響しない」と発表されている。

しかし、これらの予算削減は少なくとも保険料や組織委員会の活動、ワールドカップ組み合わせ抽選会の式典に使われる金額には大きく影響すると考えられている。


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