オランダの名門アヤックスは1月31日、同1部・ヘーレンフェーンに所属するU-21オランダ代表MF、ダレイ・シンクフラーフェンとの契約が締結したことを発表した。移籍マーケットが閉まる2月2日までにメディカルチェックを済ませた後、正式にアヤックスの一員となる。
Ajax heeft overeenstemming bereikt met Daley Sinkgraven en sc Heerenveen. #welkomDaley. http://t.co/UnwDAmtsN4 pic.twitter.com/nZG74IbLm3
— AFC Ajax (@AFCAjax) 2015, 1月 31
オランダの各年代別代表を経験しているダレイ・シンクフラーフェン(Daley Sinkgraven)は1995年7月14日生まれの19歳。
ヘーレンフェーン下部組織出身で、マルコ・ファン・バステン氏が指揮官を務めていた2014年1月に18歳でプロデビュー。すぐにその洗練されたテクニックと精密な左足のキックで評価を高め、アヤックスを筆頭にファン・ハールが監督を務めるマンチェスター・ユナイテッド、レアル・マドリー、バルセロナら国内外のビッグクラブが狙う存在となっていた。
なお、父親ハリーは元プロフットボーラーで現在は指導者を務めている。
移籍金は650万ユーロ(約8億6000万円)と見られ、契約期間は2019年6月までの4年半。アヤックスで出番を失っていたレリン・ドゥアルテがヘーレンフェーンに完全移籍のオプション付き貸し出される。シンクフラーフェンはドゥアルテの付けていた8番を付けるとのこと。
シンクフラーフェンはトップ下、インサイドハーフ、サイドでのプレーが可能だが、アヤックスではトップ下に近い左のインサイドハーフで起用されるものと見られる。名前は現ユナイテッドのブリントと同じダレイだが、年齢を感じさせない洗礼されたプレーは現トッテナムのエリクセンを彷彿とさせる。利き足は違うが果たして偉大な先輩と同じように活躍できるだろうか。