中米・コスタリカサッカー協会は31日(日本時間1日朝)、かつてFC東京などでプレーした同国のレジェンド、パウロ・ワンチョペを代表チームの正式な指揮官に任命することをSNS上で発表した。

「コスタリカサッカー協会の執行委員会はパウロ・ワンチョペを新監督に任命」

昨年のブラジルW杯でベスト8を達成し、世界を驚かせたコスタリカ。

しかし、チームを率いたコロンビア人ホルヘ・ルイス・ピント氏は大会後にチーム内で不和があったことを明らかにし辞任。以降はピント氏の下でアシスタントコーチを務めていたワンチョペが暫定で指揮を執っていた。なお、ピント氏は昨年末、コスタリカの宿敵ホンジュラス代表の監督に就任している。

“同国史上最高のストライカー"として世界的に知られるパウロ・ワンチョペは1976年生まれの現在38歳。

20代前半でイングランドへ渡り、ダービー、ウェストハム、マンチェスター・シティで活躍。代表でも2001年のコパ・アメリカで“ワンチョペ・ショー"を演じて話題を集め、2006年W杯の開幕戦では開催国ドイツ相手に2ゴールを決めるなど存在感を示した。晩年の2007年には短い期間だがJ1・FC東京でプレーしている。

現役引退後は指導者となり、国内のクラブで結果を残した後、ピント氏の代表スタッフ入り。ブラジルW杯後に暫定監督へ昇格すると、9月に行われた中米杯(コパ・セントロアメリカーナ)で苦しみながらも優勝し、2016年に行われるコパ・アメリカ100周年記念大会の出場権を獲得。10月に韓国代表、11月にはウルグアイ代表を敵地で下すなど、就任以来6戦5勝1分と好成績を収めていた。

協会はこの半年間、別の指揮官を含めあらゆる可能性を模索してきたが、ワンチョペが結果を残していたこともあり、協議の末に今回の結論にいたった恰好。ワンチョペは火曜日に記者会見を開き、正式に就任が発表される。