コスタリカの指揮官、ホルヘ・ルイス・ピントはイタリア戦で見せたチームの強固な守備はユヴェントスにインスパイアされたものである事を明かした。

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イングランドを含めコスタリカ以外の3ヶ国は全てワールドカップ優勝経験国という事で「死のグループ」と呼ばれているグループD。「3ヶ国の中で1つだけグループリーグを突破できない国が生まれる」という予想が大方を占めた中、一番にグループリーグ突破を果たしたのは2連勝ウルグアイに続き、イタリアを破ったコスタリカだった。

1990年のイタリア大会以来、24年ぶりのベスト16進出を果たしたコスタリカの指揮官は、強固な守備を誇るシステムについて以下のようにかたっている。

「ドゥアルテ、ゴンサレス、そしてウマーニャの3バック、そしてガンボアとディアスによる2人のウィングバックという我々のシステムを見たかい?これはユヴェントスのやり方であり、イタリアがコンフェデレーションズカップのスペイン戦で見せた戦い方さ。我々はユヴェントスにインスパイアされたのさ」

また、ユヴェントスの戦い方はイタリアのエース、マリオ・バロテッリを無力化させることに成功している。バロテッリは試合前にコスタリカの選手は1人も知らないと語っていた。

「彼(バロテッリ)はいま我々の事をよくわかったはずだね。我々はバロテッリに対して大きな敬意を払ってきたし、クラブでも代表でも彼のプレーはどこでだって常にチェックしてきた」

「我々は彼(バロテッリ)については全て知っているし、彼を沈黙させ続けるために並外れた仕事をやってのけたよ。彼はちょっと不機嫌になったかもしれないけど、彼は良い選手だよ」

人口が500万人を切る小国であるコスタリカ。しかし、国中が2連勝に歓喜し、グループリーグ突破を熱烈に祝っている。

「コスタリカが喜ぶのは正しいことさ。何故なら我々は立ち止まらなかった。我々は正しい感情のバランス、調整、献身を見せたからこの決定的な瞬間を得られたんだ」

「ロッカールームで過去の思い出は忘れ、壁を破り、歴史を変えるるよう私の選手たちには伝えたよ。それが我々の成し遂げた事だ」

「ウルグアイ戦の我々は10点満点で8点に値した。だが、今回は10点満点中9点だね」

中央アメリカ南部に位置する共和国の快進撃。「ユヴェントス式」のコスタリカにこれからも大きな注目が集まるのは間違いない。

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