福田氏は、ワールドカップまであと一歩に迫りながら出場を逃した「ドーハの悲劇」で自信を失ったときや、その後に見舞われた選手生命を脅かす大怪我など、困難に直面した際には、常に支えてくれる仲間がいたと語り、
「諦めずにやり続けることで、周囲が助けたいと思ってくれるような人になってほしい。そして、常に前向きに笑顔を絶やさず、運をも引き寄せられるような人間になってほしい」
と話した。
(C) VFD, ゲームの時間
夢の教室終了後に行ったインタビューで福田氏は、日本人学校の子供たちが積極的だったこと、サッカー選手になりたいという男の子がいて嬉しかったこと、ホーチミン市が予想していたよりずっと整備されていて驚いたことなどを語ってくれた。
また、ベトナムサッカーの印象については、三浦俊也監督が就任して急速に力をつけており、今後、他の東南アジア諸国と共に日本のライバルに成り得ると語った。
(C) VFD
※ユメセンとは、JFAが"DREAM~夢があるから強くなる~"をスローガンに子供の心の教育に貢献していくため、小学5年生を対象に始めたプロジェクト。
現役のJリーガーやOBなどが夢先生として教壇に立ち、自身の夢が叶うまでの過程を「夢曲線」を使って解説。また、教室での講義に先立ち行われる「ゲームの時間」では、体を動かしながらグループの中で一つの目標を達成することへの気付きを促す。
なお、前回ベトナムで行われたユメセンは2013年に実施され、この時は元日本代表の城彰二氏が夢先生として教壇に立った。
記事提供元: 「「夢の教室inベトナム」、夢先生は元日本代表 福田 正博氏@Vietam Football」