2月25日、AFCチャンピオンズリーグのGL第1節、鹿島アントラーズ対ウェスタンシドニー・ワンダラーズの試合が行われた。
昨年度の王者であるウェスタンシドニーだが、今季はリーグでダントツの最下位と絶不調に陥っており、ACLでは大きくメンバーを入れ替え。高萩をボランチに下げ、あまり出場機会がなかったバッカスとコンビを組ませるとともに、トップ下にはカルマーを起用していた。
試合は54分にウェスタンシドニーが昌子のオウンゴールで先制し、逆に鹿島が69分に土居のゴールで追いつくという展開。
勝敗がついたのは試合終盤であった。左サイドでボールを持った高萩が裏に突破して折り返し、それをマーク・ブリッジがシュート。これをゴール前に詰めていた高萩がコースを変え、ゴールに決めた。
さらにロスタイムには高萩のパスを受けたマーク・ブリッジが3点目を決めてリードを広げ、日本人選手二人が先発したウェスタンシドニー・ワンダラーズが勝ち点3を奪取する結果となった。
高萩はこれでオーストラリア移籍後2ゴール目をゲットし初のMOMに輝いた。ウェスタンシドニー自体も初めての配置で良い形の勝利を収めることに成功している。
ただ、一方でJリーグ勢は今年も非常に苦しい立ち上がりとなっており、ACLでの今後の戦いに不安を残している。