2月26日、『Tuttomercatoweb』は「チェゼーナの会長を務めているジョルジオ・ルガレージ氏が、パルマを救済しようとする試みに対して激しく反対した」と報じた。
昨年から深刻な経営難に見舞われているパルマは、2月15日の期限が過ぎても選手やスタッフには賃金が支払われておらず、スタジアムの備品すらも差し押さえられている状況にある。
既に破産が目の前という状況になったパルマに対して、イタリアサッカー連盟が資金を貸し付けてひとまずシーズンを終わらせるというアイデアもあると報じられていたが、苦しいクラブを再建させてきた経験を持つジョルジオ・ルガレージ氏にはそれを許すことが出来ないようだ。
ジョルジオ・ルガレージ チェゼーナ会長
「我々はパルマがシーズンを完遂することには賛成だ。我々はそれを気にしない。しかし、彼らを救済するような試みには反対だ。
彼らは、選手たちだけではなく他の債権者に対しても、自身の責任を直視しなければならないよ。
2012年に、我々は(今の)倍の借金があったチェゼーナを引き継いだ。我々はそれを返してきた。一切の近道なしでね。
人々は、パルマの破産によって影響される他の会社について考える必要があるんだ。私は借金の問題をスポーツ面から切り離そうとするような試みには全く同意しない。
全ての債権者は守られなければならない。全体のシステムが保護されなければならないんだ」