2月21日、『tuttomercatoweb』は「チェゼーナの会長を務めているジョルジオ・ルガレージ氏は、パルマはイタリアの恥であると主張した」と報じた。
かつて長友佑都が所属したことでも知られているチェゼーナ。2011-12シーズンに2部に降格してからは経営危機を経験し、2013年にジョルジオ・ルガレージ氏が新会長に就任。
厳しい状況の中でプレーオフを勝ち抜きセリエA復帰を成し遂げたものの、セリエAでは苦戦しており現在は19位に低迷している。その中でもチームを存続させ続けるために闘っているルガレージ氏は、放蕩経営を続けたパルマを「イタリア全体の恥」と切り捨てている。
ジョルジオ・ルガレージ チェゼーナ会長
「パルマ対ウディネーゼは開催されない。なぜか? 彼らはスタジアムを開けるための金を持っていないからだ! なぜこんなことが起こるんだ!
これはセリエA、イタリアプロサッカー界全ての恥である。このツケを我々は支払うことになるだろう。
我々は遣り繰りをするために毎日戦っている。チームを強化することになるだろう選手の獲得を諦め、支払いを行うために選手を販売する。
締め切りよりも早く給与を支払うために管理している。チェゼーナのスタジアムを埋め、イタリアで9番目の観客数を記録した。
パルマの人件費は月300万ユーロ(およそ4億円)。チェゼーナは100万ユーロ(およそ1億3500万円)未満。三分の一だ! パルマは2か月で4~5人も会長が変わったが、チェゼーナは1940年以来5人しかいない!
パルマの異常な状況によってリーグは調整を余儀なくされている。イタリアサッカー連盟、セリエA、そして検察には慎重に監視を行ってほしい」