2月21日、いくつかのメディアが「パルマが業務停止し破産手続きを開始した」と報じた。しかし、これはセリエAが発表したパルマの財政状況、並びに倒産した場合の対応に関するものから来たものであり、のちに否定されている。
だが、混沌とした深刻な状況はまだ続いている。
パルマの会長を務めているジャンピエトロ・マネンティ氏の会社が所有するスロベニアの銀行口座は既に木曜日に空になっていることが報告されている。
マネンティ氏は「大きなお金を国外に振り込むのは簡単ではない」と話していたが、数日が経過しても未払いの給与が届いたというレポートはない。
先日報じられた通り、日曜日に行われる予定だったウディネーゼ戦は「経費を払うことが出来ない」という理由で延期となっているが、何らかの改善が見られない限りは今後すべての試合が開催できない。
また、スポーツディレクターを務めているピエトロ・レオナルディ氏は以前からうつ病を患っていることが明らかになっているが、それが悪化し入院したことも明らかになっている。
一方、検察はこのパルマの問題で詐欺が行われたのではないかと考えているようだ。今季の当初に会長を務めていたトンマーゾ・ギラルディ氏以下の経営陣が、ドイツの銀行から資金を借りる際に偽の署名が書かれた書面を利用したのではないかという疑惑があり、捜査が進められている。