現在深刻な経営難に陥っているパルマ。すでに給与の支払い期限はとうに過ぎており、選手などの主な債権者が待ってくれているために存続が出来ている状況である。
ただ、来月19日には未払いの税金に対する公聴会が開かれることになっており、裁判所の判断次第ではクラブ自体が行政の監理下に置かれることになり、当然試合を開催することはできなくなる。
そして、この状況に関してイタリア・セリエAがルールを改めて発表した。
クラブが前半戦のうちに倒産した場合は、すでに行われているものも含めて全ての試合の結果が抹消される。
しかし今回の場合パルマは前半戦を戦い終えているため、これまでの結果に関しては変更なく、残りの試合全てが0-3の不戦敗という扱いになるとのこと。
同ケースは1992-93シーズンのセリエC1で適用されており、第27節の時点でアレッツォが倒産しリーグから除外された際には7試合のみが没収されている。
なお、今日の段階でパルマが倒産した場合の順位は以下のようになり、キエーヴォが一気に降格圏に転落。本田が所属するミランも13位に落ちることになる。勝ち点同数のサンプドリアとジェノア、トリノとインテル、エンポリとヴェローナは表示上差が出ているが、扱いとしては同列である。
もちろん、試合数にばらつきが出ているため、これが絶対的な価値があるランキングとはならないことを注意してほしい。
- ユヴェントス 57→60
- ローマ 47
- ナポリ 42→45
- フィオレンティーナ 38→41
- ラツィオ 37→40
- サンプドリア 35→38
- ジェノア 35→38
- パレルモ 33→36
- トリノ 32→35
- インテル 32→35
- サッスオーロ 29→32
- ウディネーゼ 28→31
- ミラン 30
- エンポリ 24→27
- ヴェローナ 24→27
- アタランタ 23→26
- キエーヴォ 24
- カリアリ 20→23
- チェゼーナ 16