こちらでもやはり「ジェイ」。

しかもこちらでは、ボスロイドの「ボ」の字もなかった。これでは、どの選手がボスロイドなのか分からない・・・。

また、同じく新加入のポーランド人GKクリストフ・カミンスキーもスカッドページでは「カミンスキー」のみの表示。クリストフというファーストネームはどこにも記載されていない。

近年、Jリーグのクラブはユニネームに名字ではなく名前や愛称を入れる例が増えている。

外国人助っ人も例外ではなく、ファーストネームで登録されるケースが多い。代表的な例が今年から浦和でプレーするスロベニア代表ズラタン(リュビヤンキッチ)であり、ヨーロッパでは「リュビヤンキッチ」として名が知られている。

徳島の元コロンビア代表エステバン(ベレス)もそうだろう(※エステバンにいたっては綴りが「エスティベン」にもかかわらず、なぜか「エステバン」のままである)。

こうした選手の登録名は、クラブだけでなく選手の意向も反映されると言われている。そのため、当然この「ジェイ」という登録名にもボスロイドなりの想いや理由があるはずだ。

しかし、「アーセナル」や「アーセン・ヴェンゲル」、「セリエA」や「プレミアリーグ」といった注目を集めやすい肩書きを持つ「ボスロイド」という名前はどこかに残せなかったのだろうか。少なくとも、公式HP上に「ボスロイド」という名前を付すくらいはできたはずである。

リュビヤンキッチにしても、「ズラタン」と言えば一般的にはまずスウェーデン代表のイブラヒモヴィッチが連想される。もちろん逆転の発想もあるが、国際的に名が通っているのは「リュビヤンキッチ」の方であり、その名前が日本で浸透しないことは本人にとっても不本意なのではないだろうか。

ディエゴ・フォルランやカカウに続き、今年も世界レベルの選手がJ2リーグへやって来た。彼らの活躍が少しでもJ2リーグの価値向上へ繋がることを期待したい。

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