鹿島アントラーズに次ぐJ1優勝3回(鹿島は7回。3回は他に横浜F・マリノス)。Jリーグを代表するクラブの一つ、ジュビロ磐田のJ2降格は、2013年の日本サッカー界における大きなトピックであった。
それでも、新監督に大分トリニータで実績を残したペリクレス・シャムスカ氏が就任し、前田遼一、駒野友一、伊野波雅彦という日本代表クラスが揃って残留。さらに、松井大輔やポポなどが加わった2014シーズン、チームは当然のように上位争いを展開。首位を快走する湘南ベルマーレを追いかけていた。
しかし、チンガの加入を受けて7月に山田大記がドイツへ渡ると(その後、カールスルーエと契約)、いきなり東京ヴェルディ、横浜FCに連敗。重要な歯車が欠けたチームは特に失点が増加し、9月にはシャムスカ監督が解任。OBの名波浩氏に白羽の矢が立ったものの、監督交代後も2勝5分2敗と停滞。最終節でジェフ千葉に抜かれ4位に転落した結果、モンテディオ山形との昇格プレーオフ準決勝で、GK山岸範宏の劇的弾により一年でのJ1復帰を逃すこととなった。
名波監督が引き続き指揮を執る今季、15年間在籍した前田がFC東京へ移籍。逆に元磐田のMF上田康太(大宮)、MF太田吉彰(仙台)が復帰している。
19日に新体制発表記者会見を行った磐田は、2015シーズンの新ユニフォームを発表。(写真:プーマジャパン、ジュビロ磐田)
伝統のサックスブルーのホーム(1st)は、濃淡によるボーダーラインが特徴。
胸スポンサーロゴの上下には、クラブ名とともに年間王者に輝いた「1997」「1999」「2002」をラインとして配し、ジュビロの歴史を表現している。
正面にはクラブのエンブレムから、クラブキャラクターであるサンコウチョウと、その鳴き声「ツキ・ヒ・ホシ・ホイホイホイ」に因んだ月・日・星をデザイン。
さりげない透かしが良いアクセントになっている感じだ。
アウェイは定番の白。よりシンプルなボーダー柄を採用することでクリーンなイメージに仕上げている。
こちらにもホーム同様、3度の年間王者を表したグレーのラインが見える。
ちなみに、肩から袖にかけてのラインは 川崎フロンターレや清水エスパルス、セレッソ大阪の新ユニフォームにも見られる、Pumaの伝統として取り入れられた2015モデルのベースデザイン「アパレルフォームストライプ」。
GKモデルは、赤のホーム、黒のアウェイ、黄色のサードというラインナップ。いずれもホームと同じテンプレートを使用しており、Vネックにボーダーライン、エンブレムの透かしも入っているようだ。
ユニフォームスポンサーは、胸の「ヤマハ発動機」、背中の「サーラグループ」、袖の「浜松ホトニクス」が継続。昨年一年「静岡新聞」が入っていたパンツには、2013シーズンのパンツスポンサーである「チェンジ」が復帰している。
FP用は22番。今季もキャプテンは松井ということだろうか。GK用の29番は、クラブ生え抜きで昨年U-21日本代表としてアジア大会にも出場した194cmの大型守護神、牲川歩見(にえかわ あゆみ)。
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