アフシン・ゴトビ体制4年目を迎えた今季、ついにシーズン途中での監督交代を踏み切った清水エスパルス。これまで何度もあった“機会"を耐え抜いてきたフロントだったが、今年はさすがに我慢の限界に至ったようで、シーズンがちょうど折り返し地点を迎えたJ1第17節直後、ゴトビ監督を解任。ユースチームを率いていたOBの大榎克己を監督に昇格させた。
その後、試合内容が劇的に良くなったとはとても言えず、現在の順位も残留ギリギリの15位(監督交代時は12位)。ただ、29節のアルビレックス新潟戦や前節の川崎フロンターレ戦では終盤のゴールで劇的勝利を収めるなど、残留に向けた必死のプレーが勝ち点3に繋がっているのは確かだ。
1993年に始まったJリーグにおいて、初年度から参加し降格経験のない4チームのうちの一つだけに(※鹿島、横浜FM、清水、名古屋)、残り3試合の戦いぶりが注目される。
その清水が18日、2015シーズンに向けた新ユニフォームを発表した。(写真:清水エスパルス)
ホーム(1st)は、2007年から採用してきた黒系の差し色を黄色へとチェンジ。
クラブ創設当初、1992年から1996年にかけてのユニフォームの配色を基調にした“原点回帰"なデザインとなった。
もちろん、伝統的な「地図柄」も継続している。
1992年の第1回ヤマザキナビスコカップ決勝、読売ヴェルディ戦を思い出すという方もおそらくいるに違いない。
アウェイ(2nd)は白をベースに、ここ2年採用してきた青を外してオレンジの差し色へ変更。アウェイながらクラブカラーが印象的な「エスパルスらしい」デザインに仕上がっている。
2013年から取り入れている背面下部の「富士山柄」も引き続き採用。
日本三大松原の一つとされる静岡市清水区の景勝地、三保の松原から見える富士山をモチーフとしており、2014モデルと同じく“雪化粧"バージョンで描かれている。
胸の「鈴与」、背中の「グリコ」、袖の「日本航空」、パンツの「矢崎総業」というユニフォームスポンサーに関しては特に触れられていないため、2015シーズンも4社が継続となるようだ。
◆Jリーグ 2015シーズン新ユニフォームまとめ(J1・J2・J3)