3月9日、『L'Equipe』は「イタリア・セリエAのインテルに所属していたフランス代表MFヤン・エンヴィラは、夏にディナモ・モスクワに移籍するための交渉を継続させている」と報じた。
昨年夏にルビン・カザンからインテルに期限付き移籍したヤン・エンヴィラであるが、前半戦でのパフォーマンスは芳しくなくケガにも苦しみ、1月25日にその契約は打ち切りとなった。
現在は保有権を持っているルビン・カザンに所属している形にはなっているが、クラブ側は既にエンヴィラを戦力として考えておらず、契約を早期終了したインテルを訴える準備もあると言われている。
この移籍話については以前からずっと報じられてきたが、7日にはその交渉は決裂したと報告されていた。
しかし今回、ディナモ・モスクワは冬の間に期限付き移籍で借りるということを断念し、夏のマーケットにおいて完全移籍で獲得するという方針に切り替え、エンヴィラの獲得に向かっているという。
ディナモ・モスクワはフィンランド人大富豪のボリス・ローテンベルク・シニア氏がオーナーを務めており、豊かな資金力でフランス代表MFマテュー・ヴァルブエナを獲得。現在マルセイユのアンドレ=ピエール・ジニャックにもオファーを送っていると言われている。
また、イングランド方面ではQPR、そしてWBAの2チームが彼の獲得に向けてオファーを送っていると報じられており、こちらの交渉も進んでいるという。