インテルの指揮官、ロベルト・マンチーニは解任危機にあるミランの指揮官、フィリッポ・インザーギに同情しているようだ。
成績不振のため解任が噂され続けているインザーギ。次節のフィオレンティーナ戦を落とせば解任される可能性が高まっているが、ライバルのインテルを率いるマンチーニはインザーギについて『Gazzetta TV』で以下のように語った。
ロベルト・マンチーニ
(インテル指揮官)
「誰にだって最初の1年は難しいよ」
「ミスもするし、それが普通さ。とはいえ、クオリティは保たねばならない。私はフィオレンティーナで(監督として)スタートした。半年でコッパ・イタリアを勝ち取り、(リーグ戦は)6位で終えた」
「だが、ミランは違う。ビッグクラブは常に違うんだよ」
「経験を有していれば助けてくれるだろう。しかし、どんな業種においても、それよりもクオリティがあったり、なかったりするものさ」
「ピッポはノーと言えなかった。サッスオーロで経験を得てミランへ戻る方が良かったかもしれない。しかし、機会がやってくるかどうかはわからないね」
2014年の1月、エウゼビオ・ディ・フランチェスコを解任したサッスオーロはミランのプリマヴェーラを率いていたインザーギの招聘に動いていた。インザーギは最終的にミランに留まり、半年後にクラレンス・セードルフの後を引き継いでミランの指揮官に就任している。
マンチーニが語ったように、いきなりビッグクラブではなく、サッスオーロで経験を積んでからという道を選択しても良かったのかもしれない。